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アロマセラピストになりたい方へお伝えしたいこと

セラピストの理想と現実

ここ数ヶ月、サロンスタッフの結婚や妊娠というおめでたい出来事が続いています。
うれしいニュースなのですが、スタッフとしては働き続けることが難しくなります。
考えた末辞めていく姿を見るにつれ、現実をこれからセラピストになろうと思っている女性たちに伝えたいなと思いました。


<目次>
1. セラピストの待遇
2. イメージよりも重労働
3. 長くセラピストとして働き続けるには
4. アロマセラピストのスクールを選ぶより好きなサロンを見つけてほしい
5. セラピストを一生の仕事にすることも不可能ではありません
まとめ


1. セラピストの待遇

リラクゼーションサロンで働くセラピストの待遇は、あまり満足できるものではないかもしれません。
お客様が多く来店される夕方から夜の時間帯、休日に働くことを考えると、安いお給料だと感じてしまうことでしょう。
それは、サロンの価格競争が激しく、運営している会社も厳しい状況にあることが少なくないからだと思います。
人件費と広告費が大きなウエイトを占めるリラクゼーションサロン業界は見た目ほど華やかではありません。


2. イメージよりも重労働

アロマセラピストと聞くと、ゆったりとした優雅な印象を持たれているのではないでしょうか。
サロンで働く実際の姿は、お客様の前ではにっこり微笑みつつ、バックヤードではドタバタと後片付けや準備をしているのが現実です。
私たちのサロンで働き始めたスタッフも、このギャップに驚いた人は少なくありません。
想像するのも難しいかもしれませんが、イメージよりも重労働であることは、先に知っておいたほうがいいのかなと思っています。


3. 長くセラピストとして働き続けるには

「手に職をつけたい=セラピストになりたい」と思って働き始めても、サロンスタッフとして長く続けることは難しいと思います。
というのは、お客様の多くは会社帰りや休日に来店されるので、サロンが忙しい時間は夕方から夜の時間や休日になります。
結婚してからその時間帯に働くことは、結婚相手の理解がないと難しいですよね。
結婚後引き続き働けたとしても、妊娠すると自身の体調を考えても働き続けることは難しくなります。
だからこそ、「セラピストとして働きたい!」と思っていただけたなら、遠回りしないでほしいんです。


4. アロマセラピストのスクールを選ぶより、好きなサロンを見つけてほしい

日本では、セラピストに関する国家資格はありませんが、アロマセラピストやアロマテラピーアドバイザーなどという民間資格を取得するためのスクールはたくさんあります。
スクールでは、セラピストとしての高い知識、トリートメント技術、コミュニケーションスキルなどを学べるようですが、スクールへ行かなくとも、サロンで経験を重ねることで立派なセラピストになることができます。
ただ、将来的にセラピストを養成するスクールインストラクターを目指すならば、それらの民間資格の取得は必要かもしれません。
スクールへ通うことは決してマイナスではありません。できることなら運営サイドのお話を聞き、自分の考えに合っているスクールを選んでください。

強く思うのが、スクールへ行っても行かなくてもまずは「こんなお店で働きたいな」と思えるサロンを見つけてほしいということです。
サロン選びは、求人広告だけを見ていては思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。(女性専用とうたっていたのに、男性用のアロマサロンで、怖い思いをしたという話も少なくありません)
当店では、スタッフとして働き始める前に研修を実施しています。
エッセンシャルオイルの知識、トリートメントの技術指導などを数日にわたって行います。研修後ももちろん、お客様が不快な思いをしてはいけないので、しっかりサポートしながら経験を重ねていけるようにしています。


5. セラピストを一生の仕事にすることも不可能ではありません

「セラピスト=長く働けない職業」ではありません!
私たちのサロンでも勤続10年のスタッフもがんばってくれています。
そして、結婚・出産という人生の節目を乗り越えて働き続けるならば、独立という選択肢もあります。
独立し自分自身がセラピストとして働けば、人件費はかからずに売り上げで生活することができます。自宅の一室をサロンとして使用すればテナント料もかかりません。
大きく儲けたいという方には向いていませんが、リスクも少なくてすみます。
実際、当店から独立したスタッフは10名いますが、みんな頑張ってセラピストを続けています。そんな姿も見ているので、ある程度の経験を積んだら独立することをおすすめしています。


まとめ

セラピストの理想と現実、あまりポジティブではない内容でがっかりされた方もいるかもしれません。
私自身は自分のサロンをもち、スタッフにサポートしてもらいながら、結婚・出産育児を経験してきました。
自分が働けない間に代わりにがんばってくれるスタッフを育てるか、リスクの少ない自宅サロンを開業するか・・・
いくつもの節目が待っている女性だからこそ、仕事人生も自分で選んでいきたいですよね。
そんな思いに共感していただける方と、一緒に仕事ができたらうれしいなと思います。